
その日、
小さな子どもを連れたママが立ち寄ってくれました。
テーブル越しに向かい合ったのは、
100歳近い友人同士のお二人。
手を叩いたり、
声をかけたりしながら、
自然と子どもをあやし始めました。
子どもが笑うと、
お二人も顔を見合わせて笑っていました。
この日は、INDIGO.のお店番。
スタッフが声をかけ、
お願いしたのがきっかけでした。
年を重ねる中で、
「もう自分の出番はないのかな」
そんな思いを、どこかで抱えていたようです。
後日、
「私たちは本当の老人になってしまいましたのに、
一人前の人間として取り扱ってくれて……」
そんな言葉が、手紙に添えられていました。