No.007 青森の流木を部屋に飾る話

【暮らし_007】青森の流木を部屋に飾る話_16:9

 

約2年前、故郷の青森を離れ、

玉樹で暮らし始めたヨシさん。

奥様の十三回忌の法要のため、

ご家族と職員と一緒にレンタカーで青森へ向かいました。

 

到着した翌日、奥様の法要とお墓参りを終え、

昔よく通っていたラーメン屋さんへ。

いつものように大盛りを食べると、

ご家族が、「茨城から来たんです。」

と店員さんに話しかけました。

「元気だった頃、よく来てくれてたの。」

「いつもありがとう。」

店員さんが声をかけてくれました。

 

実家では兄弟と久しぶりに顔を合わせ、

海では幼なじみとも再会しました。

 

海岸で一本の流木を見つけた職員が、

「これ、部屋に飾ったらいいんじゃない?」

と言いました。

半円を描くような、約1メートル50センチの流木。

「さすがに車には積めないか。」

そう言って、一度は諦めました。

 

ところが、

途中でヨシさんがトイレに行きたくなり、

もう一度海岸へ戻ることに。

流木は、さっきと同じ場所にありました。

「これは持って帰れってことかな。」

みんなで笑いながら車に積み込み、

茨城まで一緒に帰ってきました。

 

今、

その流木はヨシさんの部屋の壁に飾られています。

青森で撮った写真も、一緒に飾られています。